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「アメリカンコッカースパニエル」

…ションが存在する。 ORIPAやオリヒメで展開図を描きつつ創作を進めていく方法になってから、この連続的変化を意識して煮詰めていくということが多くなった。昔は感覚的にやっていたが、それゆえの見落としがあったと思う。 造形バランスを吟味して、一度Twitterでかなり込み入った比率のものを発表したのだが、この後折り図を制作する段階で思い直して、折り出しやすい比率(それでも作図的な折りが必要だが)に変更した。 微妙な差ではあるが、前の方が若干頭の位置が高くなる。実際に飼っている愛好…

展開図折りの難易度、初心者向けの展開図とは

…展開図 →オリヒメやORIPAで折り畳み推定図とともに描かれている展開図はこれを満たしていると考えてよいだろう。 E2:線や頂点の数が少ない展開図(シンプルな展開図) E3:角や辺の二等分折りから折り始めることができる展開図 E4:角度系や蛇腹(格子点系)による展開図 →折り線の下地であるところのメッシュやグリッドを考えることで、すべての折り線をつけることができる。 E5:紙のフチを持って自然に展開できる展開図 →剛体折り的にスムーズに開閉できる展開図は折りやすい。D5と対比…

Affinity Designer 1.7で折り図が描けるかどうか試用版を使ってみた

…換機能は、オリヒメやORIPAからSVGで展開図データを読み込んで線のスタイルを変更する際にも必要になるのでやはりできてほしいところ。 前項のスタイル機能と同様、折り図制作では同じ属性のオブジェクトを一括して検索したり置換したりすることが描画データを有効活用する上で重要だ。例えばウェブ用に折り図をカラー化する際など、こうした一括変換ができないと極めて面倒なことになってしまう。ADでも今後強化されることを望みたい。 以上をまとめると、Inkscapeよりは折り図制作向きと思われ…

折り図における層のずらし描画による歪みの問題

…ランスになっているのだろう…」という事態がままある。これについてはぼく自身も過去に何度も痛い目を見てきたため、実際に折ったものを目視しただけでは心もとない場合などに「ORIPAの折り畳み推定図をガイドにする」ということをやるようになった。対応する展開図を用意する手間は増えるが(個人的には計算するよりはずっと楽)安心して描き進めることができるので、ORIPA様々という感じだ。先月発表した「イルカ」の折り図でも、78の折り返し等でORIPAの推定図でフチの位置をチェックしている。

「イルカ」改良

…フチがわずらわしく感じる。 ▲ORIPA推定図による比較。大して変わっていないように見えるが、この差が結構大きい。 細部の折りを詰める中で、紙の重なりについても改善があった。尾びれのカドを組み合わせる際に、体の左右で重なりに偏りができにくくなった。また、前のバージョンでは、腹の部分の一部分だけ薄くなってしまう部分があったが、今回は下半分全体が薄くなることによって却って仕上げで制御しやすくすることができている。 最後にFlickrに載せた完成版の写真。 折り図はもう描いた(!)

新作「ATCのためのサンタ」

…ろうと思ったのだが、ORIPAで展開図を描いたら、どっちも間違ってないことが判明した。要するに、最初の1折りの位置にかかわらず、袋の上とヒゲの右の点が一致して、他の部分も破綻無く折れる。 試しに成立する比の範囲を求めて、実際に折ってみたものがこれ。破綻無く折れるとは言え、範囲の外側だとかなりアンバランスになってしまった。やはり1:ルート2のものが一番良いと思える。これらの展開図をGIFアニメにしてみたら、折り線同士がリンクしている様子がよく分かっておもしろい。 *1:初出では…

演習:相似形分割方法

…fig.02:実際、ORIPAで作図してみると、左上のところで線が合わなくなっていることが確認できる。 T.Fさん自身も「まぐれ」で見つけたと書いていたけど、数学の問題で基本的にまぐれは信用してはいけない、という良い例かもしれない(笑)。 今回は、T.Fさんからこの作品を教材に使わせてもらう許可をもらえたので、比の折り出し方法のひとつである「相似形分割方法」を解説してみたい。相似形分割方法とは、川畑文昭さんが『季刊をる』8号(1995)で発表した、単純な手順では折り出せない折…

少女J……16「Girls-BP #01」の4

…てみることにする。 ORIPAで書き留めていた各パーツの展開図のスクリーンショットを撮り、それを製図ソフト(FreeHand)に読み込む。グリッドにスナップを効かせて、同じ縮尺にした各画像を並べ、あーでもないこーでもないといじっていく。 上記の作業は、蛇腹に慣れている人なら「方眼紙に手書き」で済ませてる人も多いだろうけど、アンドゥ・リドゥが手早くできる便利さからこの方法に行き着いている。 以下は、改めて描いた略図で順を追って見ていこう。 まずはとにかく頭部+頸部+胸部が決定し…

「にわとり」

…。 展開図。右下のはORIPAの折り上がり推定図。 創作過程 せっかくなのでメモっておこう。 赤系の紙を使っていたために、何気なく上のように折ったとき鶏を想像した(写真は赤じゃないけど)。 すぐに尾をつくって最初にできたのが次の写真。とりあえず鶏になったし、尾のかたちもなかなか面白いので、ここで止めるかとも思った*1。 羽のところが足になるか? いやそれだと自立しない。 じゃあ尾羽を下げて3点で立たせよう。と尾羽を下に中割り折りした瞬間、「く」の字が連続したようなパターンが出…

少女J……その4(足の2)

…たら使えるしそういう配置もよくある。伸ばす場合は、45度の線でまた反転させればいい。 片側は1/2幅で埋めてみた場合。斜めに伸びる線がカドの先端から伸びる線より上にずれたのが面白い結果。これはかなり使えそう。 降りてくる段差をそのままさげた場合はどうなるかという発想。足カドのつけねに入れた1/2の帯領域のせいで折り返しが汚くなってしまった。もっともORIPA上で山谷条件そろえただけなので、もうちょっときれいに直せるかもしれない。足の先端を両側とも太くしておきたい場合に使える。

「F/A-18 ホーネット」を折る

…安を掻き立てるので、ORIPAで正確に展開図を描いてみて各工程でチェックするという神経質なことをしてみる。宮島さんの図を信用しないわけじゃないけど、試し折りの時は図との違いに翻弄されたので‥‥*1。特に知りたかったのは56でつける折り線の位置だ。 で、その後アンドレ80kgの40cm弱で、3時間かけて真面目に折ったのが写真のもの。まあ、ちゃんと折れてる‥‥と思う。実にかっこいい造形で、いろんな角度から眺めたくなる。 さて、以下にはぼくが折りながら気をつけたポイントを書いてみよ…

「パンダ」「リス」改良

…た。 展開図。そしてORIPAの推定でビフォーアフターの比較。見ての通り、今まで仕上げで顔を(無理矢理)引き出していたのを、構造的に処理している。実は、首部分の構造は創作当時にも選択肢として試してはいたのだけど、うまくまとめられないと考えて却下されていたのだった。 リス ぼくの中では創作上の転換点ともなった記念的作品だったりするので、いじるのはちょっとためらいもないではなかった。だけど現在のぼくから見ると、肩付近の紙厚が多すぎることが納得しがたく、その辺の改良を目指した。 O…

ORIPA ver.0.17公開

…折紙展開図エディタ ORIPA 」 久々のバージョンアップ。おとといに公開されていた。 DXF形式のファイルのインポート機能を追加しました。 OBJ形式でのファイル出力機能を追加しました。 ズームしても線の太さが変わらないようにしました。 完成予想図で2点をクリックすると、その2点を結ぶ直線で切断した時の切断線を展開図上に表示するようにしました いじってみての感想。 ・ORIPAでDXFに書き出したファイルを読み込むと、折りたたみ推定で失敗する模様。表示からみるに、用紙辺上で…

「ミノタウロス」

…制作して投稿した。 「ORIPA:サンプルデータ 」 正規作品って感じではなく未練もないので(?)、ORIPAデータをアップしておいた。ORIPAユーザじゃない人のために展開図も貼っておこう。 手は例のやつで、斜めに入る沈めを途中で切るために一旦「半鶴」を経由してから作っている。全体は蛇腹を仕込んだ22.5度系という感じなんだけど、腰のくびれを作るためになんだかスゴイことに(笑)。 ちなみに「キジムナー」は頭部がちょっと違うだけ。折ってて思ったのは、これ「鬼」にもなりそうだ。

「オオカミ」展開図と解説

ORIPAでの推定結果の画像も貼っておこう。 展開図をネタに創作の過程を振り返ってみる。 実はこの作品は、過去の試作をORIPAで展開図データ化しているときに発掘された折りゴミから仕上げたものだ。それもやはりオオカミを作ろうとしていてできた断片で、時期は2年ちょっと前になろうか。少し折り線の処理が変わっているものの、赤く四角く囲った部分がそれにあたる。尻尾の領域をしっかりと取り、後足の曲がりまで構造に織り込む‥‥はずだったのが、後者はうまく行かなくて正直言うとあまりオオカミの…

「手」

…作った試作の展開図をORIPAでコツコツ書き溜めている最中なんだけど、時々面白いものが発掘される。そんな中から、結構昔に考えた「手」のパーツを紹介。 展開図はこんなんで、まあ普通というか「自分が考えた!」ってタイプのものでもないんだけど、このパターンを実際に使っている人は見たことがない、と思う。手の甲の方は少し問題ありなものの、手のひらの造形を作り込めるのがポイント。汎用パーツとして、使える人はいろいろ使ってみてください。 ぼく自身は、第10回コンベンションの妖怪コンテスト用…

ORIPAに要望とお礼

…折紙展開図エディタ ORIPA 」 「ORIPA Ver0.15」(みたにっき@はてな:12/26) ORIPAがVer0.15にアップデートして、「更新は一時終了」とのことなのだけど、実は要望をひとつ出そうと思っていた矢先で、かなり迷いつつも公式掲示板に書き込むことにした。タイミング悪くてすみません。しかも結構大変そうな提案でその意味でも躊躇はあったんだけど、やっぱりとにかくアイデア自体を聞いてもらいたかったので。 Ver0.15の感想は、あちらでも書いたけど、用紙形を変更…

ORIPAバージョンアップ

…折紙展開図エディタ ORIPA」 先日Ver.013がリリースされた。新規追加機能は以下のとおり。(他に、上書き保存機能も加わっているようだ。) 2005/12/21 : ver0.13 ファイルに、作品名、データ作成者、メモなどの「作品情報」を保存できるようにしました。 ファイルを開くときに、前回使用したフォルダが最初に開かれるようにしました。 折りたたみ後の形状表示にカラー、ホワイト、透過、輪郭のみのオプションを追加しました。 ぼくの要望が複数採用されたようで嬉しい。特に…

桃谷展と東京友の会例会

…印の畳紙」がきれい(ORIPAユーザはサンプルページから展開図をDLできる)。パズルをダシにしっかり自分の創作をしている霞さんはやはり只者ではない(笑)。 会場を移して忘年会。中井さん・宮島さんと同じテーブルについたため、またしてもパズル解きに熱中してしまった。5×5のタイガースマークを10等分から折っていたら、「最後に中心部分を20等分の幅で段折りして詰める」というトホホな解を見つける。あと、宮島さんからヤバそうな問題が投下される。 宮島さんの関連エントリも合わせて(その1…

続・ORIPAの「面の塗りつぶし」解除機能

「fold/fold」 あれから新たに描いた、うさぎ・犬・ねずみ・ポニーでの結果を追加。 それにしてもこんなに気軽に展開図を描けるようになると、ぜひ創作にも生かしてみたいものだ。

ORIPAの「面の塗りつぶし」解除機能

…/16の記事で書いたORIPAへの要望、「紙のフチを強調表示」する機能が搭載された。うれしい。 早速昨日「馬」での結果をORIPAのBBSに投稿したが、以下に、今までに描いた自作の展開図からの結果を並べてみる。(クリックで拡大) 創作した自分でも「こうなってたのか」と初めて知る、作品内部の情報。普通セロハンでわざわざ折ったりしないものね。「重なりをずらす」機能のおかげで「どこに紙が集まっているか」も分かるので、同時に要望していた「「折りたたみ推定」で、紙の重なりの枚数による濃…

ORIPAからFreeHandへ

…に対応した。 しかし、FreeHand(8J)で読み込もうとしたら対応しているはずなのになぜかエラーが出てしまう。なので、一度OpenOffice.orgの図形描画で読み込んで、PDFで書き出しなおし、それをFreeHandで開く。そして「内容を取り出す」。これで無事いじれる形で読み込めた。たぶん、もう少しマシなやり方もあるかもしれないけど、一応ここにメモっておく。 それにしても、これで展開図作成はORIPAと(ぼくの中では)決まったなあ。感動だ。目一杯使わせていただきます。

「指食いラフレシア」展開図

本家のお蔵入り作品集にある指食いラフレシアのORIPAで描いた展開図データが、折りたたみ推測が割とうまく行ってなんか嬉しくなったので、ORIPA公式サイトのサンプルデータのページに投稿してみた。ヘンテコな作品なので、多くはいないと思うけど、興味のある人はどうぞ。 「サンプルデータ」(折紙展開図エディタ ORIPA)

ORIPAについて

…のレベルまで来ているORIPAへの勝手な要望です。すでに三谷さんのプランの内にあるものもあるかもしれませんけれど、とにかく思いつくまま並べてみました。本家サイトが今繋がらないようなので、はてな(id:JunMitani)の方にトラックバック。 ■反転対称コピー 今一番実装してほしい機能と言われればこれでしょうか。折り紙は大体左右対称なので片側だけ描いて反転コピーできれば、それだけで作業時間が半分になってうれしい。 ■書き出し機能 ベクトルデータでの書き出しができれば、折り図制…

折紙展開図エディタ「ORIPA」

「折紙展開図エディタの公開」(Origami BBS:三谷純さんの書き込み) 「折紙展開図エディタ ORIPA 」 「みたにっき@はてな」 で、さっきからずっといじってみている。やはり「折り上がり形状の推定」機能が実に面白い。時折変な結果になるのも含めて面白い。 展開図作成ソフトとして見ても、サクサク動いていい感じだ。 個人的にこんな機能がほしいというような要望など、詳しい感想はまた改めて書きます。