タツノオトシゴ

本家に新作を載せた。直前までボツにするかを迷っていたくらいで、自信作というには遠い作品なんだけど、背びれの折り出しが偶然にきれいに行ったことが捨てるには勿体ないなーと思えたので。



これは没にした別バージョン。こっちの方が後に(推敲の際に)できた。発想は、お腹に入るフチを消したらすっきりするかもという思惑だったのだけど、結果として下半身のラインがちょっとリアル寄りになり、頭部や全体のアウトラインとのバランスが崩れる結果になってしまったようだ。龍を意識してウソっぽい形になっている頭部デザインとバランスするには、オリジナルの腹部にある45度カドのラインくらいの強度が必要ということなのだろう。あくまでぼくの感覚では、だけど。
あとは、元のに比べると折りにくくなっているというのもある。同じ背びれを作れているが、それは形だけで、折り出し方の素直さまで含めると全く違うものという感じ。