Affinity Designer 1.7からIllustrator(CS5)への書き出し関連

テキスト

EPSだとテキストが全部アウトライン化されてしまうようで、これはAiへのデータ移行を目的にした場合は大問題だ。SVGとPDFだとテキストで書き出せるが、どちらも改行部分で1行ずつばらばらになってしまった。SVGではさらにフォントサイズが小さくなってしまい、フレームテキストツール※を使って書いたテキストだと1文字単位でバラバラになったりもするため完全に使えない。(※ネームは基本アートテキストツールで良いと思う。フレームテキストツールは解説などの文章部分で使う)
EPS書き出しの前にテキストだけ消しておいて、Aiの方でPDFから移植する形が一番ましだけど、それでも1行ずつ分かれてしまうのは今のところ避けられないようだ。うーむ。

グラデーション

ぼくはグラデーション機能は基本的に使わずにアニメ塗りで立体図描写をするので関係ないのだけど、グラデーションを使ったオブジェクトをEPS書き出しすると、クリッピングマスクの中に入った画像データとなって書き出され、Ai上で再編集はできなくなる。この辺はアプリケーションによって処理が違うだろうから仕方ないところかも。

外観(アピアランス

オブジェクトに複数の塗りや線を設定できる機能だが、これをEPS書き出しするとそれぞれの線と塗りが全て分離して、それがグループ化された状態で書き出された。
折り図では使用法が限定的(神谷さんがやってるトリミング線に白いフチ取りしたりとか、強調したい◯や矢印にフチ取りしたりとか)なので、注意しながら使えば大きな問題ではないかもしれない。
FHではMX(バージョン11)から搭載された機能で、ぼくが使ってるFH10では存在しないので、ぼくはそもそも使っていない(必要なときは愚直にオブジェクトを重ねる)。

複数アートボード

3ページの風船の折り図を読み込んだら2ページめにしかアートボードがなくて、アートボードのサイズも変化していた。げんさん指摘の位置がずれる問題も含めてアートボード周りの互換性は薄い模様。