少女J……その12(隻腕アンドロイドの2)

前に作った試作のバージョンアップ版。
紙は小川和紙(の安いの)にCMC塗布、四十数センチ角で、CMC塗る前に思いつきで紅茶染めにしてみたんだけど、大して染まんなかった。



関西で展示するつもりでせっかく気合いいれて折ったので大きめの画像で(クリックでジャンプ)。
あと展開図。


バージョンアップの詳細について。
前のやつは、お尻の位置が低めなことと、足の造形が甘いことが不満に思えてきたのでそこを直すことにした。
お尻の方は、蛇腹幅が変わる位置を1マス上にずらすことで対処。結果、足で使ってた紙厚分散のアイデアは使う必要がなくなってしまったけどしょうがない。
足の方は、全体的に直す必要があったが、まずはカカトがどうしても必要だろうと思ったので蛇腹を追加して造形できるようにした。

上の写真のように、発想はごく単純。しかしカカトを加えただけでもその効果は大きく、前回とは比べ物にならないくらいの存在感が加わったように思える。足の辺りの造形は、フィギュアの写真を何枚も見て参考にした。今は、作例のものからもうちょっと仕上げの工夫が進んでいる。


少女Jプロジェクトでは、なるべくアウトライン/シルエットにこだわってみたいと思って作っている。もっともフルに絵心優先させちゃうと理想ばかり高くなって辛くなるだけなんだけども。この辺のバランス感覚が難しいなあと痛感してるところ。
アウトライン以外でも、「意図して入れた線」「どうしても入ってしまうが目立たなくなるよう調整できた線」「不要なのに入ってしまって消せなかった線」などが混ざってしまっていてなかなかすっきりとしないので頭が痛い。