少女J……17「Girls-BP #01」の5

5)下半身

前回のプロポーションを維持することを考えつつ、試行錯誤で折っていった。


股間部に出したかったカドは、用紙下辺に入っているカカトを作るためのヒダと合わせて作り、4マスを消費。前回は足のカドの分かれが股間の位置で仕上げに無理があったので、残りの4マス分(左右2マスずつ)を足カドを長くするのに使うことにした。プロポーションは前回と変わらないわけだから、伸ばした部分は隠れて見えなくなっている。いわば仕上げのための剰余だ。

左が隻腕アンドロイドの下半身。右が今回の(足先の形が違うのは使ってる紙が足りてないだけで実際は左と同じ形になる)。


それぞれの展開図。


仕上げの折りも変えた。「隻腕〜」での脛の折り方は、少しくどかったかもしれない。裸というテーマを考えても、余計な線が入ることはなるべく避けたい。膝のところでアクセントをつけるだけのシンプルな折り方に変更した。


さて、できた足パーツの展開図を全体のものにあらためて書き込もうとして、困ったことが判明した。実は前回の配置は胴の長さを数え間違えていたのだった…。幸い、足りないのではなく、1マス余る方だったので問題にならずにすんだが。
その1マス分の幅は、前回わずかに足りていなかったカカトのラインを強化するのに使うことにした。


2枚目のように、カカトは以前の形のままで、足の甲の折りフチを消すということも考えられたが、足先の紙の重なりが1枚になってしまうのでこれは断念。



最終的な下半身の展開図はこうなった。これでパーツごとに折る段階は終わり、次はいよいよ44等分で全体を折ってみて、余っている領域をどう処理できるかを試すことにする。


つづく。