渡辺さんの「象」をいじってみた

渡辺さんが先月からブログで象の創作過程を実況で公開していたが、完成した後に

もう一つは、創作途中で他の人の意見をもらえたら、というか、リアルの世界で「回し折り」をするように、バーチャルでも皆でいじったら楽しいだろうか、という実験的な位置づけで、個人的にはこちらが本命。
# 今回は途中でぜんぜんチャチャが入らなかったけどねぇ。

と嘆いておいでだったので(笑)、途中じゃないけど茶々を入れてみました。


というか本当は「象(6)」の段階で展開図を見てちょっと折っていて、耳の折りはぼくならもっとシンプルでまとめちゃうかなあなどと考えていて、だけど人が作っている途中に口出しちゃ悪いかなあと思って特にコメントとかはせずにいたのだった。最初に宣言でもしてないと普通は茶々は入れられないと思う!


その後、冒頭のエントリを読んで、じゃ遠慮なくいじらせてもらおうと思ってやってみることに。今度は「象(7)」の展開図の方を折ってみて「こっちの胴体は折りやすいけど珍しさは失われたなあ」などと考えつつ、耳のこまい折りがどうにかならないかといじっていたら、いつの間にか象の耳がライオンのたてがみに変わり別作品となってしまった。

後足〜尻尾が適当気味だけど、今回の場合で領域足したりしたら面白みが減りそうなのでやりたくない気分だった*1。前足は象の構造を引き継いで先が欠けたカドになっていて、これは原作でも良いなあと思ってたところなのでとても良い結果だ。後は象からライオンという題材的な繋がりもちょっと嬉しくなる。

展開図。やはり渡辺象の面影の残り具合が鑑賞のポイントだろうか。


というわけで、こんなきっかけで作品ができるとは思わなかったので、渡辺さんどうもありがとうございました(土曜にお見せしたときには「没にするかも」とか言いましたが、せっかくなので没はやめました。1時間の講習用とかに良いかなと)。

*1:やりたい人はどうぞ