『折紙探偵団』101号

久しぶりに折った写真でも。
・しゃちほこ(作・川畑文昭さん)

予想外に折りやすい工程でびっくりした。序盤同じ作業の繰り返しがあるけど、あまり苦ではない。誤差が出てもクリティカルにならない構成の妙もありそう。
造形的には背中の曲線が効いていて、実際より反って見えるのが面白い。
使った紙は、多分ハイピカE60kgで35cm四方。胸びれに間違った折り筋つけちゃった。


・フクロウ(作・勝田恭平さん)

翼の羽根をずらしていく工程が滅法楽しかった。尾羽と脚の仕上げが読み取れなかったので、いっそのこと、とがっつり俺仕上げにしてしまう(折り上がってから脚の折り方が分かる‥‥)。ついでに顔もちょっと。
翼もそうだけど、首もとの立体感の出し方がポイントかなあ。
紙はザンダースベラム77kgで55cm四方。ちょっと厚かったためシャープな感じを出せなくて微妙に失敗感が漂う。高い紙なので余計にがっくり。


記事から。
アフタヌーン・オリガミ
文中に出てくる、Sipho Mabonaさんの「フグ」の写真はこれ。これ良いアイデアだよなあ。
・おりすじ
か、過激だ。例え話に乗っかると、折り紙造形ってのは、音楽を聴いて書いた感想文みたいなものかもしれない。そういう意味では、折り紙造形は決して「折り紙作品」に辿り着くことはできない。まあ、でも異論は当然あるでしょう。
・河合さんご逝去は本当に悲しい。あの面の、あの表情に宿る何かこそ、折り紙者がずっと折り紙に求めてるもの(の少なくともひとつ)なのだろうと思う。ちょっとかっこつけちゃったけどホントにそう思う。