1月19日小松英夫特別教室「魔女の面」レポート

20140119: Origami Lecture at JOAS Hall
もう1ヶ月以上過ぎてしまったので、この写真で出オチ気味におしまいにしても良さそうだけど、折角書きかけていたので最後まで書いてアップする。


例のごとく(?)ちょっと折り図化作業の終盤で悩んでしまって、またしても前日深夜まで作業していたのは内緒だ。今回は用紙の準備もあったのでなおのこと手間取った。


当日はちょっと風が強かった。前回の強雨よりはましだけど、どうも天気に恵まれない。前回同様、セブンイレブンで小冊子印刷をしていく。
午後12時30分、講習開始。参加者は7名、うち3名が小学生。男女比5:2。
まずは講習の流れの説明から。折り図を見ながら折ってもらうこと、最初は24cm普通用紙で試し折りをしてもらって、一通り折り終えた人には35cmの両面和紙を渡して「本折り」をしてもらうこと。35cmだと実物大の仮面になる。
折り図のコマ数は121だったが、目の折りが左右非対称であるため、総工程としては、通常の作品に比べると「反対側も同様に折る」工程の分だけ短いと言える。3時間半の余裕ある講習時間なので、「試し折り」→「本折り」と2回折ってもらう形にしたわけだ。こういった方式は、コンベンションでの講習ではあまり試せないので、やってみたかったというのもある。
一番速い人は、30分もしないうちに試し折りを終えてしまった。折れた人から本折りに入ってもらう。試し折りを踏まえて、本折りでは各人のアレンジを推奨してみた。折り終わったら、糊付けの箇所を教えて、しっかりと仕上げてもらう。ちなみに本折り用の紙は、ゆしまの小林製の「楮もみ」(片面に着色した少し厚めの和紙)を使用した。
全員が本折りを完成したのは2時40分ごろだったか。その後、「完成した面を顔に当てての記念写真」を参加者全員で撮影するという事前プランを実行させてもらったが、皆さん快く参加していただけて有難かった。予想通り、いい感じにアヤシゲな写真になって大変満足。良い記念にできた。


さて、予定時間は4時までなので、まだ1時間も残している……ということで、急遽追加の作品を教えることにした。折り工程をすぐに思い出せるものということで、1月にできたばかりの「ATCのためのサンタ」、さらに11月に作った「帽子の大きなサンタ」をその場で折りながら教え、これでぴったり4時まで埋まった。しかし、せっかくだからと思っての追加講習だったが、後で考えるとちょっと詰め込み過ぎだったかもしれない(受講者はずっと折り続けてるので)。雑談的な要素を多めにしてゆるくやるのもアリだったかと反省したが、そういうのはどうも苦手だからなー。


こういう教室の進行については、未だに何がベスト、ベターなのかよく分からないというのが正直なところだ。教室の目的をどのあたりに置くかにも関係してくるが、講師と受講者の思惑が一致するわけでもないので、むつかしい。神谷教室と揃えて募集定員は28名としていたのだけど(実際はあり得ないのは承知で)、本当に28人来たら、とてもじゃないけど今回の流れではできそうにないなとも思った。


10月・1月とやってきた教室だが、ネタも無いので、次回の教室については全く未定。ネタができればやる気はあるんだけど、個人的な事情で長期的な予定を立てにくいので突発的なものになるかもしれない。