「ぶた」


手慰み的に折っていたらシンプルな豚ができた。

展開図。尻尾のカール以外は完全22.5度だが、基本形的な折りというより仕上げ的な折りを22.5度に押し込めた感じだ。
頭部の見立て自体は、かなり昔に一度見つけていた記憶がある。単純な観音折りベースから体を折るアイデアが浮かばなかったために捨てていたのだけど。背割れだし。それが今回は形になった。


ここ数作の動物作品はだいぶシンプル方向によったものになっているが別に意図的に作っているわけではなくて、たまたまそういうのができているだけだ(凝ったやつは、作ろうとしてことごとく失敗しているとも言える)。でもこれくらいシンプルだとデザイン的な落ち着けどころがはっきりする分はげしく悩まずに済んで、気持ち的に楽に出せるというのはある。