折山さんのエントリから

 はてなも始められていた折山紙太郎さんのエントリから。

  • 「切ること、貼ること」id:oriyama:20050307#p1

 一応‥‥という感じだが、ぼくのエントリ内容について補足すると、折山さんが引用した箇所に続く「北條作品の多くは仕上げの糊付けがほとんど必須なわけだが、そういう中でより糊付けの意味合いを強めたいという意図もあるのだろうな多分。」というところの方が自分としてはむしろキモの部分だったかな。
 糊を使わざるを得ないのなら積極的に使ってみようじゃないか、というような、自分が使っている手法に対して自覚的になることをぼくはすごく「折り紙的」な態度だなあと感じる‥‥って相変わらず分かりにくい文章だ。しかも北條さんご自身がどう思っているか知らないで書いてるし。軽く流してください。
 

  • 「折紙技法、肯定? 否定?」id:oriyama:20050307#p2

 「切ること、貼ること」は(印象による文章という感じが強くて)正直理解しにくい部分があったのだが、続くこの記事を読んで腑に落ちてきた(かも)。非常におもしろい。

 ざっとコメント。

  • 技法としては他に「揉む」があるかな(参照)。「破る・ちぎる(参照)」「よる」「焼く」も。いろいろな設計法とかも入れ始めると‥‥際限ないか。
  • これは西川さんからの受け売りだけど、「切る」には「ナイフ」と「ハサミ」のふたつあったりする。「折る前or最初の方」と「途中or最後」と言い換えてもよし。
  • 「四角形以外の紙を使う」あたりも別の切り口として、例えば箸袋とかティーバッグから折る作品があるが、これは「すでに規格化されている紙か否か」ということがポイントになっている。「おりがみ用紙」にこだわる場合は「正方形か否か」というよりもこちらの視点で考えた方が当てはまる場合もある。
  • 個人的には挙げられている項目全てが嫌いだし、自分の創作ではなるべく使いたくないと思っている。主な理由としては折山さんと同じく「面倒くさい」から(笑)。
  • 「切る」と「貼る」では「貼る」の方が受け入れられているのでは?ということに関しては、貼るほうが「折られた形を壊しにくい」からだと思う。少なくともぼくはそう。