マンガ『ガゴゼ』1巻に折り鶴と兜

ブックマークで書いた『ガゴゼ』が届いて読む。件の折り鶴シーンはなかなかきちんとした描写で、折り紙描写研究家(嘘)としても満足。


陰陽道の妖術により子供の姿にされてしまった鬼のガゴゼに会った少女が、折り紙を折ってやるというシーン。
折ったのは連鶴で、「お手々つないだ鶴」という台詞がある。折っているコマでは、ちゃんと用紙が1:2の長方形だ。しかも、紙にすでに縦横斜めの折り筋が入っているのも理にかなった描写でリアリティを感じさせる。鶴を仕上げる際に下から息を入れてふくらませているのもポイントが高い。
http://origami.gr.jp/~komatsu/image/blog/gagoze1.jpg
画像は、幻冬舎コミックス刊・アントンシク作『ガゴゼ』1巻161ページより*1

巻頭に、兜が描かれた『幻蔵』6月号の表紙イラストも収録されていた。

*1:デジカメで撮影したので少しゆがんでいます