小説「折り紙のように」盛田隆二

 「juice78」経由。
 「折り紙のように」という短編が収録されているということなので本屋で見てみたら、短かったので立ち読みで全部読めてしまった。
 しかし残念、折り紙の話ではなかった。本文中に「折り紙」という言葉は1回しか出てこなくて、それも、主人公の父親の愛人が、主人公・父親とちょうど同じ年だけ離れているということの比喩として使われているだけ。意味は分かるんだけど、なんか唐突な感じもぬぐえないような気が。
 巻末を見てみたら、雑誌掲載時は「父の愛人」というタイトルだったようだ。