折り紙と絵描き歌

先日北條さんと話してるときにふと飛び出した例えで、折り紙と絵描き歌はかなり似ているというのがある。たぶんもう誰かが言っているんじゃないかと思うけど、ぼくの見た中では目にしたことはなかったと思うので書いておく。


1-a 描いている(歌っている)時間が楽しい
1-b 折っている時間が楽しい


2-a 絵心がなくても絵が描ける
2-b 絵心がなくても造形できる


 2-2-a でもより巧く描くには絵心は必要
 2-2-b でもより巧く折るには絵心は必要


 2-3-a 先読みして描くとより巧く描ける
 2-3-b 先読みして折るとより巧く折れる


3 「見立て」パーツの組み合わせで成立している(!)


4 普通は子供のときに親しみそのうち卒業



3番の共通点を思いついたときは思わず笑った。もっともあくまで「似てるよね」という以外の何者でもない。ただ、折り紙はよく音楽に例えられるけども、出力結果が蓄積されて残るという意味で音楽は音楽でも絵描き歌って言った方がより合っているんじゃないかという話。

ここでは余談になるけどリストの2番については、少女J……その2と再現性の話 - fold/unfoldで書いてたことの延長にあって、ここのとこ問題意識にある「どうしたら巧く折れるようになるか/ていうか折り紙で巧く折れるって何?」から出てきてる。というか絵描き歌の例えを思いついたのもここがきっかけだった。
さらに言うと、去年ぼくが書いていたことと絡めて「造形上の制約」が強いこととか、そういうところまで似てたりするなあとも思ったが、ま、ひとまずオマケということで。


派生した発想として、逆に「コンプレックス絵描き歌」みたいなのってありそうと思った。ぱっとぐぐった範囲では見つからなかったけど、「大人向け絵描き歌」という発想自体は以下のブログで指摘されていた。

追記

5 覚えられると作品が広まりやすい
「折り工程は絵描き歌のように構成せよ」というのはちょっといいかも。