『折り紙の数理と科学』

 本屋でようやく見つけたので買う。
 肝心の中身は、まだ眺めただけに等しいのだけど、John SzingerさんのFoldinatorという折り紙シミュレーションと折り図作成を一括して行うソフトウェアの開発研究が個人的に目を引かれるテーマ。三谷さんの研究と同じく「紙のずれ」を作り出したりするそうだ。

 この、川崎ローズを五弁化した作品の折り図を、Foldinatorを援用して描いているらしい。


 後は、前川さんの表裏同等折りの論文に載ってた「シルバーキューブ」を早速折ってみようと思ったら、折れなかった‥‥。
 この手のは結構ニガテなので自信がないのだけど、山谷が違ってるんじゃないかなこれ。一部の山谷を入れ替えたらなんとか立方体の形になったものの、最後の組み方に複数解があって結局オリジナルの形状にはたどり着けずじまい。今度前川さんに伺ってみよう。