羽根プロジェクト

 2日続いてアート関連の話題。

 「羽根プロジェクト」という折り鶴の羽の造形を用いたインスタレーション

玄関先に置かれた、日本人の平和への願いの象徴、折り鶴の羽。
その姿は、静かに羽を休めているようにも見える。

 作者の木村仁さんは信州大学教育学部美術科の教授で(http://eduinfo.shinshu-u.ac.jp/gyouseki/2002/geijyutu.html)、造形作家らしい。


 この「羽根プロジェクト」の情報は兄に教えてもらった。長野の情報誌NaONo165で、長野市松代町の「エ・コール・ド・まつしろ」プロジェクトに関連した展示会「木村仁展〜羽根プロジェクト2004」が紹介されていたのを見つけたとのこと。

「日本人の持つ“祈り”についての象徴的な形は何か」を追い求めてきた結果、“鶴の羽根”の造形に行き着いた

(『NaO』No165,p78より)

 大本営のあった地、松代に折り鶴の羽根というのはなかなかに強烈なイメージだと思った。それにしても折り鶴の造形から羽根だけを取り出してみるなんて個人的には思ってもみないことで、しかも見てすぐに折り鶴と分かるということに新鮮な驚きを覚える。千羽鶴問題を考えるヒントになりそうな気も。

 ちなみにこのオブジェは金属製だそうだ。