折り紙で卒論

 折り紙の叫ぶ夜経由。

 ぼく、折り紙で卒論書いた人(笑)。テーマはいわゆる「正方形問題」で、なんで折り紙では正方形が価値あるものとして扱われるのか、というやつだ。
 大学では一応哲学の勉強をしていたんだけど当然内容は全然哲学じゃないので、当時の本人はそれなりに真面目に考察していたつもりでも「これで卒業させてくれるかな」とは普通に思った。それでも担当教官はこっちが意外に思うくらい、「折り紙」というテーマ設定を面白がって「こういう誰も考えないようなことを考えるのが正に哲学だ」みたいに言ってくださるような、非常に理解がある‥‥というか学生に甘い人だったので、結果としては無事に卒業できたのだった。

 書き終わってみればそんなに大したこと書けなくて、締め切りギリギリになってなんとか間に合わせたという感じであり、自分的には封印モノかな。折り紙仲間にも誰一人として見せてない。ブラッシュアップできればいいとは思うが、現状そんな時間はなさそうだ。