第19回折紙探偵団コンベンションレポートまとめ(随時更新)

ぼくは17、18日に参加。といっても18日は午後2時ごろ会場入りという有様だったので、折り紙教室については、人の講習はまったく取らずじまい。17日にあった自分の講習2コマだけなんとかこなすのみだった。
「カタツムリ」は布施さん・川村さんが受講してくださり、ユニット勢にもアピールできそうな作品かもとぼんやり思っていただけにうれしかった。折り図集の折り図を見てもらって折る形式でやらせてもらったのだが、同じところで同じ折り間違いをしたまま先へ折り進んでいた人が3人いて、これは完全に図がまずかったと反省。なかなか自分では説明不足に気づけないものだ。
そんなヘマをやりながら、1時間あけて同じ教室で、「折り図の『分かり易さ』を考える」というお題で講義をする。開始時に尋ねたところ、9割弱の参加者が折り図制作の経験あり。レジュメプリントは持ってきたものの、例になる図まで用意できなかったので、黒板に図を書きながら進める。ちょっと時間オーバーしてしまったが(最終コマで良かった)、作ってきたレジュメの内容は一通り話せて安堵する。ここ数年、若手作家で折り図を書き始める人が結構いるので、今回の教室が何かしらのヒントになれば幸いだ。
作品展示では、ブログで載せたカニを1匹だけ飾ったが、やっぱりちょっとさみしい。来年はもっと頑張りたい所存。他の方の展示は、全体的にレベルが底上げされてるような感じを受けた。魚と鳥の作品を見ると、自分でもまた試してみたくなる。ぼくが特に良いなあと思ったのはLangさんの蜂、柏村さんの鳩。それぞれ、「『ここまでやろう』と狙った位置まできっちり達成している」ところ、「『ここで止めよう』と意識的に決定している」ところが、見る側に安心感を与えているように思えた(言い換えれば作品の表現力の見極めができている)。他にも、ガハルドさんの熊、金沢さんのカメレオンなども、一見地味ながら(失礼)、確かな経験値が個性を形作っているようだった。
土曜日のお昼には、SHUNさん、仮ピーさん、おりゆーがさんの折り紙ブロガーニューフェイス3人にご挨拶して昼食をご一緒できた。他にもお初の人とお話しする機会があったが、きっかけが無くて話しそびれてしまった人も多々いて残念。
長い事前準備も含めて、運営に尽力された皆さんありがとうございました。お疲れさまでした。