新作「パピヨン」


今後に控える折り図化作業の折りに多少の細部の見直しがあるかもしれないが、ひとまず発表してしまうことにする。2体の違いは、尻尾の仕上げ・足の向き・首の向き。

他の角度の写真は本家で。

パピヨンを作ろうと思ったのは、まあ予想がつくと思うけど宮島さんのを見て触発されたというのが第一なんだけど、その前に、「うさぎ2」からの連続としてインサイドアウトをやりたいなということがあった*1

「うさぎ2」はちょいシンプルよりだったから、自分の感覚としては「オオカミ」以来久しぶりの小松系動物作品(自分で言うと恥ずかしいな)ができた感じだ。この間、実に5年間というおそろしい事実があるが、雰囲気や使ってるテクニックが、「ひつじ」辺りと共通していたりして、良くも悪くも、自分はこういう折りになっちゃうんだな、とも思った。



創作中は、ずいぶん悩みながら作った気がする。主な理由としては、ゴールとなるイメージが最後の方までなかなかはっきりと見えなかったためだ。
ネット上でいろいろ調べながら作っていたのだけど、どうもパピヨンは見た目の個体差が大きいみたいで、例えば毛の長さでも短めのと長めのでは印象がかなり違う(Google画像検索)。当たり前かもしれないが、年齢や雌雄によっても違うようだ。
調べていくにしたがって手元の試作のアラがどんどん見えてきてしまって、一時は没も考えたりしたんだけど、最終的に自分の中で落としどころが見えた感覚を得られたので没るのはやめた。



展開図は今のところ出し惜しみしておく。

*1:ブログで紹介し損ねた「サンタのオーナメント」もそう言えばインサイドアウトものだ