少女J……その13「Girls-BP #01」の1

随分と間があいてしまったが、このシリーズはまだまだ続くんである。というわけで、第15回折紙探偵団コンベンションで展示した「Girls-BP #01(素体)」の解説をしばらくしてみようと思う。コンベンションに手ぶらで行くのだけは阻止したいと、8月に入ってから突貫工事気味に創作した。






一言で言うならば、「隻腕アンドロイド2」から各部に手を加えて裸の全身像を作ってみた、というものだ。裸に見える出来になっているかは微妙だが、見えなければ見えないで都合がよいかもしれないので(?)まあよい。
なぜ裸なのか? 理由のひとつは、折り紙では伝統的にチャレンジングな題材とされていること。もうひとつは、今言ったことと矛盾するようだが、自分としては服を着てる方がむつかしいような気がしたからである。「隻腕〜」からの発展としては、ヌード像の方がやりやすそうな気がした。


使用紙は、最初はCMC処理和紙でやろうと思っていたが…準備が面倒だったので、ビオトープGA/45kgを50cm四方で使っている。ちょっと厚めだからして、仕上げでは相当ボンドの助けを借りている(正直言うと、基本形を折り上げた時点では「この紙じゃ無理だった」と思った。偉大なりボンドパワー)。近くで見るとはみ出したボンドが汚いのが心残りだが、これは時間がなかったせい(にしたい)。

なお、作品を支えているスタンドは、先月25日に発売されたばかりのバンダイ製「魂STAGE ACT3 アクションサポートクリアタイプ」。3個セットで1300円くらいとお手頃ですてきだ。クリップ部分はバネ式ではないので、人物以外の折り紙を飾るのには向いてないかもしれないが*1、使い道は何かとありそう。なお8月末にはFigmaのマックスファクトリーから「di:stage」というのが出るようで、こちらも気になる。


今後数回に分けて解説をする…予定。展開図もその時に。

*1:後は何度か抜き差しすると、ポール部分が抜けやすくなるという欠点あり