作品集

おりがみはうす掲示板で質問があったので…。


折紙探偵団』のおりがみはうす広告で出版予定と告知されて久しい『小松英夫作品集』(仮)ですが、お待ちいただいている方には大変お待たせしてましてもうしわけないです。去年はぼくの体調上の問題もあって一時中断状態でしたが、すでに作業は再開してます。がんばります。


ところで、今まで発表してきた分で折り図は揃ってるはずなのになんでそんなに時間がかかってるの?という疑問があるかもしれませんので、それについて説明したいと思います。
それは未発表の新作がいっぱい載るから!……ではなくて、ぼくの凝り性というかで、大部分の図や説明に手を入れているからです。それが単なる修正で済めばもっと早く仕上げられるんですが、作品によっては工程を再構成してる関係で、ほとんど書き直しに近いことをしています。しかも、書き直している途中にまたアイデアが浮かんでさらに修正……という情けなくも恐ろしいことも割とあります。

例えば、「みみずく」は初出時は42工程(図の数)でしたが、かなり書き足した結果、75工程までふくらみました。まあこれは極端な例ですけど。
また、「リス」と「パンダ」を改良したということは前にブログで書きましたが、他にも細部を改良している作品がかなりあります。例え1カ所の改良だろうと、折り図では「そのパーツが描かれている全ての図」を修正する必要が出てくるわけで、つまり、お察しください、となります。なお、折り図の修正での苦労話などを今後いくつかエントリにする予定です。


本の内容としては、まだどうなるか分かりませんが、18作品くらい収録されると思います。全て動物作品です。期待を煽ってもしょうがないのであらかじめ言っておくと未発表の新作というサプライズはありません! でも「ライオン」は必ず載ります。他の書き下ろしには、既発表のシンプル作品を考えています。



というわけで、すでに『折紙探偵団』他で一度折ったことがある人にも改めて楽しめるような内容になるようがんばっていますので、完成の暁にはぜひお手に取ってくだされば幸いです。それはいったいいつになるのかは現時点では明言できませんが、ちゃんとした情報が出せる時期がくればおりがみはうすのサイトでアナウンスされるでしょう(もちろん此処でも)。それまではお問い合わせなどされても、お互いに無駄な手間になるかと思うのでご遠慮いただければと思います。どうぞご理解ください。