吉澤展を見に行ってきた

 土曜の例会で、吉澤展を見に行った人たちから良い良いと薦められたので、当初はパスするつもりだったんだけど、次の日の日曜に有隣堂まで行ってきた。

  • 他にも例会参加者が何人か来ていて、色々話しながら作品を鑑賞する。
  • 展示作品は、100タイトルくらい。作品点数にするとその2,3割増しくらいだろうか。ところどころに吉澤語録がキーワードとともにパネルになっていた。
  • アムステルダム展示作品もいくつかあり、『をる』に載っていた「フクロウ」のプロトタイプ版(参照)をようやく見られた! これを見たかったんだ。見づらい裏側を、首を伸ばして覗き見る。そしてにらみ折り(笑)。どうやら基本構造は鶴の基本形のようだった。
  • 本でも見たことない、初めて見る作品がいくつかあった。面白かったのは、同じアイデアによるレリーフ作品「鳩を抱く少年」「緑を守る人」。でも「埴輪の歌」という作品はセンスが飛びすぎてて「?」となったりもした。
  • 作品の制作年が書いてあるといいなあと思った。その方が歴史がより深く見えてくるはず。
  • 「カマキリ」の試作群は、おそらく没後になって可能になった展示なのではないか。通称で言うところの「段ボール箱」の元祖を見た思い。展開図もあって、2×6に鶴の基本形を敷き詰めた長方形だった。そのため「カドが多すぎやしないか?」と物議をかもすことに。
  • その横には『をる』にも載っていた、わら細工の「カマキリ」が特別出品として飾られていた。しかも一緒に「もみがら細工」の「川せみ・雀」というのがあって、その小ささに仰天する。
  • 書籍販売コーナーに、米寿記念展覧会のときの図録があったので買う。とっくに品切れしてるかと思ってた。
  • というわけで、いいものを見させてもらった。結局、3時間以上も会場にいたなあ。その後、文具館の方で紙を少し買って帰る。

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