『折紙探偵団』94号届く

 今号はなんと言っても、川畑さんのカムバックがうれしい。バックナンバー一覧を見たところ、74号以来の川畑作品ということになる(あ、でも学会特別資料があったかな)。その「鯱」は、まだ折ってないが後でトライしてみたい。
 クローズアップ。再挑戦は異なるアプローチで、というのがすばらしい。「舞衣車」のカラー写真は、世界からくりコンテストの公式サイトで見られる。
 折紙散歩は、『折紙探偵団新聞』が手元にある読者は、折紙時評第8回「爆撃機襲来」も合わせて読むといいかも。「お願いふうせん」で検索したら、写真を「藤田優一のデジタル街角日記」で見つけた。
 勝田恭平さん作の「アヒル」の折り図を描かせてもらった。基本構造は2辺に仕込みを入れた鶴で、ごく単純な部類に入るだろうが、この作品のツボは基本形以降の折り込みのバランス感覚にあると思う。全体的に折りやすさが考慮されていると思われる中で、足の折り込みが印象的だ。
 最後に「おりすじ」を担当した、濃密過ぎる折り紙ライフを送ってきた(いる)藤倉さんのサイトへのリンクを。