三谷純さん

 タトさんとことhiroyoshiさんとこ経由。折紙探偵団コンベンションの初日特別講演(のひとり)は三谷純さんにほぼ決定したようで、これは楽しみだ。

 せっかくなので以前タトさんが紹介していた、三谷さんによる研究についても少し。(というかいつか書こうと思っててそのままになってた。)

 図を一見して思わず「おおっ」となった。非常に「折り図」っぽいじゃないかコレは。でもよく見ると不自然なずれ方をしている部分もある。コンプレックス作品になると、もっと難しくなるだろうなあと思う。


 「紙のずれ」の表現は、折り図では情報として相当重要な位置を占めている、と思う。同時に、図を描いていく時には一番めんどくさいというか手間のかかる部分でもある。折っていくに従って紙がどんどん小さくなる分、図を拡大していくわけだが、単純に図を拡大すると「ずれ」もどんどん大きくなってしまうという問題が生じる。
 ある程度までなら問題ないけれど、「ぱっと見」的な分かりやすさまで目指す場合、適宜「ずれ」の状態を調整しないとならなくて、これが案外手間がかかったりする。こういう図の拡大縮小に伴う「ずれ」の調整なんかは、自動的にCG表示させた方が制御しやすそうな気がする。