メスの折り鶴の正体と、アヤシイ鶴のネーミングについて
NOA掲示板で「メスの折り鶴」に関するやりとりがあったので、そう言えば以前書いたときに検索したっけ?と思い返して、改めて調べてみた。
そしてhttp://www.geocities.jp/yajirushi77/zakki.htmの2002年6月9日の日記(画面のかなり下の方)に、「メス折り鶴」の写真を見つけた。これを見る限りでは、過去に推測されているように「細く折るタイプのふくらすずめ」で間違いないようだ。折り図としては、これか。
もちろん、見つかったのはこの写真ひとつなので、本当に全国的にメスの折り鶴はこれなのかという疑問の答えとしてはまだ不明な感がある。いや、その前にこれは全国的に広まっている名称なのか?という謎もあるし。
上で貼った折り図は以前羽鳥さんがJOAS掲示板で紹介していた(03154)ものであるが、その時掲示板で質問されていたのはメスの鶴でもなくブタ鶴でもなく「風船鶴」というものだった。みんな勝手に名づけすぎだ(笑)。まあ伝承作品の名前なんてある意味あってないようなものだから別にいいのだけど。
せっかくなのでJOAS掲示板から鶴のネーミングに関する質問を検索してみた結果は以下のとおり。
ぶた鶴・箱鶴・風船鶴・明鳩
意外にも「メスの鶴」に関する質問は掲示板ではされてなかった。質問の回数もそれぞれ一回ずつで(ぼくの記憶と違って)少ない。
箱鶴というのは、折り鶴のアレンジとして創作された作品としてそれ系をコンパイルした本に掲載されていてもおかしくないというか、実際いくつもありそうだ。それが実際には「箱鶴」というタイトルでなくても、人づてに伝えられる中でそう呼ばれてしまうこともありそうだ。ぶた鶴・風船鶴はふくらすずめ(か、細く折るタイプ)でまあおそらくは合っているものとして考えると、明鳩というのがいまもって謎度が高いな。というかこれは鶴の系統に含めていいものなのか。