LaFosseさんのFrog Paper

 おりがみはうすの掲示板で「Frog Paper」についての質問があった。この紙はMichael LaFosseさんのスタジオOrigamidoで売っている紙で、LaFosseさん自らが漉いている。
 実は最近初めて折ってみたばかりだったりするので参考になるか分からないけど少し書いてみよう。(はてなの新サービス「はてなフォトライフ」の試用もかねてたりする。)

 ぼくの手元にあるFrog Paperは、Origamidoから買ったのではなく、今年の探偵団コンベンションでLaFosseさん(とAlexanderさん)から直接頂いたものだ(2枚)。それと昔、神谷さんが折り紙留学から帰ってきたときに彼が漉いたものを1枚頂いていた。ちょっと勿体ない気がして今まで折らないままだったのだが、逆に折らないでいるのも勿体なく思えてきたので折ってみた(笑)。

 実際に折ってみて、その折りやすさに正直かなり驚いた。形が決まるし、かといって「空間感」もしっかりある(ホイル紙のようにベタッとならない)。紙自体の見た目も美しいので、飾ったときにも見栄えがする。問題は折った後で指にラメ剤がひっつくことくらいか(笑)。


 折った作品は前川淳さんの「ヤモリ」で、用紙サイズは20cm弱くらい。糊留めなどの後加工は全く行っていない。この作品は割合「開きやすい」方なので、紙による形の決まりやすさが伝わることと思う。


 端切れを2つ折りにしたもの。紙の戻りが強くないのが分かる。


 折り筋の様子。jpg画像では細かくは伝わりにくいけれど、シャープな折り筋がきれいに付く。

 後は、サイトにも書いてあるように、破れにくいとても丈夫な紙のようだ。普通の折り紙用紙は何度か爪で折り筋をつけると両手で裂くことができるが、Frog Paperで同じことをやってみたがびくともしなかった。なるほどコンプレックス作品に適しているゆえんなのだろう。この丈夫さは厚めのクラフト紙を思い浮かべると比較的近いかもしれない。