2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「折り線トポロジー」とは

前2つの記事で使っている「折り線トポロジー」なる用語は、例によってぼくが勝手に言っているだけなので使用には注意してもらいたいが、もう少ししっかりと、言わんとしている意味を説明しておこうと思う。 ここで言う「折り線トポロジー」とは、「ある作品…

円形用紙+11.25度系による習作「熊」

origamiplans.hatenablog.jp 折り線トポロジーの変形で遊んでみて、平面に面要素やカド要素を配置するという点では円形用紙の可能性も十分ありそうだなあと思えてきた。要するになるべく円に近くなるような展開図(折り線トポロジーの解)を目指すということ…

連続的変化と折り線トポロジー

最近研究してるちょっと変わった一致分子たち pic.twitter.com/LPCleTIwv4— ろいろい / Fukuroi (@kazukazuroiroi) 2019年4月16日 ところで、これを見てほしいんやけど、1枚目は22.5度と11.25度の混ざった分子なんやけど、22.5度メッシュ同士を繋げてるから…

折り図における立体図の表現:情報のコントロールということ

ぼくは折り図を精確な製図のつもりで描かなくて、イラストのようなつもりで描く。「厚みの無い"幾何学的に正しい"図があって、それをずらす」というよりは、最初から「紙の重なりが分かる図」を目指して描く。その意味でも、最も影響を受けたのは笠原邦彦さ…

パーツ構造・パーツデザインの借用について

他人が考えたパーツを使うことについて、使っていいのか悪いのかの判断って結構微妙な問題で、特に過去の創作折り紙の世界だとある程度みんな顔見知りみたいな感じだったからまだ良かったけれど、創作家がさらに増えていく今後は「よく知らんやつに勝手に使…

無許諾折り方動画と、折り図で作品発表するということ

YouTube上の折り紙の折り方動画は、創作者本人がアップするチャンネル以外は、ほぼ全て”許可のない違法動画”だと思って良いと思います。公開者も儲けられるし、無料で見て折りたい層も多いので抑止不能なのが現状です。なるべく正規ルートで折り方を知ること…